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緑山プロジェクト
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HIROYASU TAGUCHI ART WORKS |
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嘗ての津山盆地東北部(鳥山から南方を望む) |
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緑山の位置を確認しておきたい。緑山は岡山県の北部、津山盆地の東北部に位置している。
明治4年(1871) 津山藩が廃され、津山県となり、さらに美作一円が北条県となる。明治9年(1876)
には北条県が岡山県に合併されている。これ以降、かつて美作地方の物資の集散地として栄えていた津山は、先んじて鉄道の発達していた県南に比して、その地位を後退させつつ今日に至る。昭和50年(1975)
に中国自動車道の吹田〜落合間が開通しているが、津山地域に工業団地の造成がすすめられたのはこれにあわせてである。今では、嘗てこれと言って産業の無かった岡山県北地域にも中国自動車道に沿うようにして沢山の工業団地ができている。緑山に作られた草加部工業団地と綾部工業団地はこれらの工業団地の一つである。
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点線で囲まれた範囲が開発の及んでいる地域、(津山市綾部から草加部にかけて)土地の字で緑山と呼ばれる地区はその一部である。 |
現在の津山盆地東北部鳥瞰図(南から北を臨む) 3D CGイメージ |
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緑山の特徴について
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緑山と言うのは 字であり通称である。このあたりは津山市綾部という所である。この辺りは、高さ150m〜300m、比高50m前後のごく低い丘陵が幾筋も並んで南北に走っている所だ。これらの丘陵は新生代第三紀(6500万年〜180万年前)中期の層からできている。この辺りには凡そ1500万年くらい前まで海が広がっていたと考えられている。第三紀の中期には中国地方を東西に走る中央低地帯には海が入り込んでおり、現在の津山盆地の辺りは古津山海と呼ばれる浅い海が形成されていたのだ。今、草加部工業団地がある辺りからもカルカロドンというサメの歯の化石やサンゴの化石等が発見されている。時代は下って原始時代から古代にかけて、これら第三紀層でできた丘陵が当時の人々にとって最適の集落立地の場所となっていたことが(津山市史第一巻原始・古代)に記されている。緑山周辺では縄文と弥生、両時代の遺跡が発見されているが、緑山製鉄遺跡と言う二基の製鉄炉跡のある遺跡もここ緑山に発見されており、古からの人跡を示している。 |
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瀬戸内海上空20000mより津山方面を臨む
NASA90mメッシュデータによるDEM・CG |
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production & Copyright ; Hiroyasu Taguchi / 製作 ・著作 田口博康 |
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